あそびとくらす

遊びと暮らす 遊人クラス 日常の中にちょっとした遊び&スパイスを。日常の中からちょっとした学びを。

ビワイチに向けて③ 自転車事故

2週間ほど前

ヒヤリ ハットした事故が起きた。

息子が自転車で横転し、自転車が車道に滑り出たのだ。

ズボンは破けてしまったが大きな怪我はなく…

自転車がちょっと曲がってしまった…。

 

****************


自転車で歩道を走っていると

後ろから息子が

[車道の方が早い。車道に移ろう。]

と言ってきた。

確かに自転車は車道を走るものだが…

13歳以下の子どもは歩行者に気をつけながら歩道を走っても大丈夫。

[ここは車の交通量多いから歩道を走る]

と、答える私とシャドウに出たい息子

やりとり、2,3回

[遅いじゃん。パパに追いつけない。

おれ、車道走るわ。]

と言う息子に、

言うてもわからんならしょうがない。


[お好きにどうぞ]


と、道を譲った後だった。

しばらく車道を走っていた息子が

歩道に入ろうとした瞬間

段差に車輪を取られ横転。

するのを後ろから、見ていた。


もちろん手出しなどできない。

あかん!!

と思うのと、倒れるのが同時。

体は歩道側に倒れ、自転車は転けた反動で車道にはみ出た。

 

こちら側の後続車は車も多く減速してくれていて、

避けてくれた車の対向車もなかった。

大惨事には至らなかった。

 


日頃から小さな怪我をしながら学ぶものだと思っている。

しかし

自他含む大きな怪我や

死亡事故につながるかもしれないと思ったのは初めてだった。


転けた瞬間、本人すぐに動けず、

こっちを見ている。

目が合っているけど、何もできない。

後ろからの車が減速していて、避けてくれて本当に良かった。

自転車の部品が壊れ、軸も曲がり

泣いてはいたが

母さんは、君が壊れなくて本当に良かったとハグした。

 


だんだんと主張が強くなり

自分でやってみなきゃ納得しない性格でもあり

それはやめとき、と言うたところで聞かない時

絶対禁止!!との境目は、なんだろう。

命に関わるかどうか?

からしたら命にかかあることでも

息子からしたら、そうでもないことの場合、

どうやったら伝わるのだろう…


自分と人に大怪我させないように

車と同じく自転車も

人に対しては走る凶器に変わるんだよと

伝えてはいるけれど。


歩道と車道と、サイクリングロードは全くの別物だ。


木に登るのも、

ナイフを持つのも

危ないからと止めたことはない。

幼稚園に入った時も

裸足で走りたいという息子と

「裸足だと怪我して危ないでしょ?」

という主任と

本人が納得するまで

(本当は"校庭で裸足で遊ぶくらいおっけ〜。怪我しても知らんで♪"

って言って欲しかったけど)

主任や園長と直に話してもらい。

「危ないでしょ?」→「危なくないよ。」

「釘落ちてたら?」→「落ちてないよ。みたことないよ」

「怪我しちゃったら」→「絆創膏を貼ればいいんだよ」

「怪我しいたくない子もいるんです」→「怪我したくない子は靴をはいたらいいんだよ」

「園には園のルールがある。ここで遊ぶなら靴を履いて。そんなに裸足で遊びたいなら隣の公園でどうぞ。」

→綺麗な園庭では靴を履き、隣のいろいろ落ちてる公園で裸足で遊ぶことになったり。

公園で、他の保護者から裸足で危ないよと言われても

しばらくはずっと裸足で遊び、

靴に踏まれていたいと感じてからは自分も靴を履くようになった。

3歳でこの自己主張、

大人に負けない?言いっぷり、すげーよ…)

 

要は、自分が不便を感じたり、

危険を感じた時に工夫するんじゃなかろうかと。

 

ちょっとした「危ない」なら放っておきたいのだが

いかんせん

自転車は、命に関わることもある。

 

思いっきり走りたいだろうが

車道や歩道は、危険がいっぱいだ。

時々、思う存分走れるコースに連れていったりもしている。

が、

車道や歩道を走る時

自分も被害者や加害者になる可能性があるんだな

って、

今回のことでちょっとでも学んでくれたら…

 

と思ったのだが。。。

 

大怪我じゃなくて本当に良かった。

と言うと、

あれは俺がわざと歩道側に倒れたの。

と得意げ。。。

 

いや、違うだろ?!

 

自分の怪我だけじゃなくて

相手に怪我させないような乗り方も大切だろう?
学ばない息子たちには

想像力が足りないのか?

私が心配しすぎなのか…?


ちょいと自転車事故について検索して

出てきた動画がこちら。

動画で学ぶ自転車安全利用/京都府ホームページ

ちょこっと数本を見て

 

さらに、このショートドラマが重かった。。。

自分が加害者になることもあるんだ。

商店街を後ろの息子がどんな様子でついてきているのか

見ないで走る夫にも見てもらいたい。

 

怖がり過ぎると乗れないし

安全対策しないと危ないし

小さな怪我や事故ならそこから学べばいいけれど

死んでからでは取り返しがつかない。

 

車の免許を取った時のことを思い出した。