あそびとくらす

遊びと暮らす 遊人クラス 日常の中にちょっとした遊び&スパイスを。日常の中からちょっとした学びを。

ちょっとそこまで虫捕りに♪ @マレーシア ②どうしてそんなとこに?


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さかのぼること2年。

フェイスブックになにやら広告が・・・

マレーシア昆虫教室 - ホーム | Facebook

◆マレーシア昆虫教室の趣旨◆
マレーシア昆虫教室は、マレーシアの高原という環境の中で、昆虫採集を通して親子が自然に向き合うことのできる場を提供するものです。都会暮らしの中で難しくなっている親子のコミュニケーションを虫さんの力を借りて深めて頂く場です。「子供にはその時でないと学べないことがある」。幼年の頃にこそ、自然と対話する日本のこころを育てて欲しいと思います。
◆グループ参加の承認条件◆
以下~~~この3日間はお子さんを怒らないでください。~~スマホ禁止~~

 

当時、息子5,6歳。

虫(特に・・・いやカブトムシとクワガタのみ)好きが高じて、

世界地図や、図鑑を食い入るように眺めては、

「はぁ~~マレー半島さん、いいなぁ」

マレー半島さんが見つけたと思っている)

と言いながら、

コーカサスオオカブトヘラクレスオオカブトのホンモノを見てみたい。

飼ってみたい。

と切望していた息子。

ペットショップへ連れて行かれては

(私が連れて行かれている・・・)、

私は、「”生き物を買う”ことが好きではない。

きっとこの子達も大好きなお父さんやお母さんと離ればなれになってしまったんだよ」

と伝え、購入を断っていた。

そんなことを言いながら

3歳の頃には諦めていたダンゴ虫も

(お母さんと離れ離れになっちゃう・・・と伝えると涙目になり諦めていた)

「昆虫は"家族"では住まない。(親はたいてい子が羽化した時には死んでいる)」

と言い返されるようになり

ダンゴ虫、てんとう虫、バッタ,カマキリ、カミキリムシを連れて帰っては

しばらく飼って、逃がす。

という生活を続けていた。

6歳の夏にはミヤマクワガタを長野から連れ帰り、

返すにはちょっと遠い→

死ぬまでちゃんと面倒見る→

死んでもかっこいいから飾りたい→

標本にする

と、死んでからも使い道がある(ムシさん、ごめん!!)ことが分かり

いまでは採集して、飼って、増やして、作って(標本)、飾って

と、親と離れ離れになった虫さんたちが家の中にゴロゴロといる。

 

私はそこまで虫好きではない。

むしろ苦手。

でも息子はキラキラした目をして

「きれいでしょ~~♪」と

2歳の頃には死んだタマムシを見つけてはプレゼントしてくれていた。

 死んだタマムシよりは

生きているカブトムシやクワガタのほうがいいかなぁと思い始めた頃、

ヘラクレスオオカブトコーカサスを飼いたいと言い出したのだ。

 

買う気はないが、飼うことはできるのか?

と試しにペットショップで値段を見てびっくりした。

息子のお年玉すべてを使っても買うことが出来ない値段だったのだ。

(6歳の正月。ブックオフで本を買い、

イオンでメタルクラフトを大人買いした後に)

 

すると・・・

おりがみ、ペーパークラフト


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果ては陶芸に至るまで


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カブトムシやクワガタが現れ始め・・・・・・

 

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世界地図に印までつくようになってきたではないか・・・。

 ん?

んんんん・・・???

 

こ、これはもしかして

海外旅行のチャンス?!?!

 

そう、何を隠そう(隠してなどいないが)

私は元、バックパッカー

日銭をケチってはちょこまかとやりくりし、

現地滞在型の旅を楽しんでいたのだ。

結婚してからは、旅行からは遠ざかり

(あ~~~~!!なぜ!!

なぜ!

よくある旅先で知り合った人と付き合って結

とかしなかったの!!

と、今になって大きな後悔 笑)

旅行なんて贅沢だ、2年に1回でも充分

とのオットーの言葉に

そうだよな、

ダブルインカムでもないのに贅沢だよな

と自分を納得させ

(独身の時だって、たいして贅沢な旅はしていない。

むしろシラミがはねてるベットに寝泊りするボンビー旅)

 

そうこうしているうちに、

子どもは大きくなるし(主張するようになり)

飛行機代もかかるし

何より度胸が、勢いが、なくなり早8年。

もう、結婚している限り海外旅行なんて

”贅沢”で ”特別なこと”で。

 

行けないな~~と思うようになってきていた。

さらに数年間、諸所の事情で、

父子の会話も激減して(いや元からなかった?)きていた。

もちろん夫婦の会話も、連絡事項が週末できればいいほうだった。

 

こ、これは!

チャンスなのではないか?

会話のない(一緒に起きて過ごす時間のない)家族が、”家族"に戻る・・・。

主催者さんも、昔はそうだったみたいだ。

息子さんとの絆を取り戻したきっかけが ”虫”

もしかしたら、我が家も

”虫”を通して、もう一度

心が一つになるような時間を一緒に過ごせるのでは・・・?

ま、欲張りすぎかもしれないな。

息子は、虫を、本物を、見てみたい。

私は海外旅行に、行きたい。

それでいいんじゃない?

 

オットーに、

誕生日プレゼントに海外旅行に行きませんか?

と、プレゼン(トにはまだなってない)してみた。

息子が熱望していることも伝えて。

 

[行ってみてもいいな。。。]

な、なぬっ?!

 

私は早速、航空券をチェックし、格安でいける旅程を確保

(もとバックパッカーの血が騒ぐ!)

なんと関空ークアラルンプール片道7800円!

実家(山口)への往復よりも安い!!

宿泊はAirBnBで!

これなら…うちでも行ける…!

塾 必要なし

習い事 必要なし

服 貰い物でよし ありがとー!

本 図書館のブックオフ ホンマは購入派

靴 裸足でよし とはいかなくなってきた…

食費 3万5000円以内 とはいかなくなってきた

当時 車なし 人力(自転車で)!

 

早速

マレーシア昆虫教室に申し込んだ。

 

ところで・・・

あれ?

もし、参加者が1組だったら・・・?

出来れば現地のマレーシアか華僑か日系人家族がいたらいいけど

日本からの家族もいなかったら、

家族三人で虫探し?

見つかるのか??

何より、オットーの体調が悪くなった時に、

息子を連れての採集…???

 

誰か他に家族がいてくれたら・・・

 

少ない人脈をたどり・・・

かわいそうに? 

白羽の矢を立てられたのが、

高校の同級生の1人息子T君。

 

彼には実家へ帰省した折に2度ほど会っていて、

限界集落地の実家にきては

「ここは・・・!(虫たちの)パラダイスや~~!!」

と、

怖がる息子より先に、

虫を見つけて捕獲!

川を見つけてはダイブ!&魚釣り!

とてもアクティブなお兄ちゃんなのだ。

まさに地を行くカマキリ先生の幼少期!?

 

すぐさまメールでお母さま(同級生)に打診したところ、

すぐに返事が来た。

コチラモヨヤクシタ。

セッカクナノデ、エンチョウシテホテルニトマル。

数日後には2家族とも参加が決まっていた。

 

さて、これから出発までには

我が家、ひと悶着。

オットーが、

やはり僕は行かなくていい、君たちだけで行っておいでよ

と言い出したのだ。

はぁ???

家族で行くから意味があるんじゃん。

という私と、

行きたい人が行くんでしょ

と、温度差のあるオットー。

こりゃもう、母子旅行か?

キャンセルか?

決別か??

とぎりぎりまで未決定だったのが、

主催者さんの

「申し込んだ時の気持ちを思い出してください。」のメールに涙。

家族会議を開いた。

 

暖かいメールを下さった主催者の河谷さんと

 虫好きのT君と、

決断と行動の早い同級生と旦那様に感謝しかない。

 もちろん、

行くことにしたオットーと

パパと行きたい と自分の気持ちを伝えた息子にも。

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次からは、いよいよ?

やっぱ異国情緒あふれるローカル旅って、

サイコーだね!!

をお送りします☆