あそびとくらす

遊びと暮らす 遊人クラス 日常の中にちょっとした遊び&スパイスを。日常の中からちょっとした学びを。

どうして戦争辞めないの?

最近気になることあったりする?

と聞いてみたら

思いの外、大きな質問が来た。

 

「ロシアとウクライナ、どうして戦争辞めないの?」

………

「なんでだろうね」

 

「だってさ、始めちゃったけどさ、

続けててもさ、どっちもたくさん人が死んじゃうじゃん。

どっちにもいいことないじゃん。

どうして、もうやめよう!ってしないの?」

母「本当にね〜。せーので、や〜めた!ってできたら良いのにね。」

息子「ウクライナも、なんだっけ、ロシアを仲間外れにするやつに入るの辞めましたって言えば良いのに。」

 

 

以前に、

なんで戦争が始まったのか?を聞かれた時に

私なりに知っていることを伝えていた。

第2時世界大戦の後、世界中で仲良しグループを作ったの。

アメリカやイギリスなど資本主義がいいって信じるグループと

ロシアや中国が信じる社会主義がいいってグループと。

で、ヨーロッパでは、資本主義がいいなっていうグループが

大きな国のロシアに対抗しようぜってNATOいうチームを作ってた。

ウクライナがそれに入りたいって言い出して、

ロシアが「おいおい、お前ら俺と同じ民族じゃん。

NATOなんか入るなよ。入るなら戦争するぜ!言うて脅してたんだけど、

脅しが効かないじゃんって戦争になったん。

 

「なんで入りたい人をやめろって言うの?」

ロシアの港のほとんどは、どこ?→北

そうそう、凍ってしまうんだよね。凍らない港が欲しい。

クリミア半島の歴史にも触れ、

ロシアも凍らない、安全な、自由に取引できる港が欲しいし

なんなら、凍結した大地より凍らない土地も欲しい

(↑このへんの知識は13歳からの地政学からいただいた)

だから、ウクライナは自分の仲間でいて欲しいって思ってた。

けど、ウクライナは誰とチームになろうが俺らの自由じゃん?

NATOに入りたい!って。

 

息子「じゃ、NATOになっても、別にロシアと戦争したいわけじゃないって言えば?」

母「NATOは今までロシアを仲間外れにしてきたところだからねぇ…」

息子「でも、どうしたいかとかロシアが勝手に命令できんじゃろ」

 

そんな話をしたことを覚えていたようだ。

 

「港をさ、その凍らない港をこっからこっちはロシア使っていいよ。

ロシアも港使えるなら、戦争やめよう。って話したらいいのにね。」

「そうだね〜。

もし、君がウクライナで突然攻めてきたロシアに家族も殺されてて。

お前のとこの港くれや〜!って言われて半分あげれる?」

「いや。」「絶対嫌。あげない。けど、もうこんだけ長く続いて、

たくさんどっちも人が死んでるなら

人が死ぬくらいなら港半分使っていいよって言うかも…」

 

戦争がどうして始まったのか

どうして戦争が終わらないのか

どうして…?

わからないことはたくさんある。

地理のこと、経済のこと、安全保障のこと。

説明しても、されても、

分かるのはただ、

身近な命が失われることほど、絶望的なことはない。

たくさんの命が失われることほど、辛くて悲しいことはない。

そして、人の命を奪いたい人なんていないということだ。

 

安全なところでのほほんと暮らしていて

突然家族の命も奪われたこともない私たちには、分からないことがたくさんある。

分からないことだらけだけど

ただ一つ

突然、命を奪われていい人なんてどこにもいない。ことだけははっきりしている。

 

やっぱりうまく説明できなくて、

一緒に「こう言う提案だったら?」なんて想像してみては

やっぱり、本人じゃないとその気持ちはわからないのかもしれない。

本当に悔しくて悔しくて許せなくても、どこかで

「されたことは忘れよう。今ここで、この状態でやめ!」って

思わなければ辞められないのかもしれないね…

なんて話したけれど、

それこそ、痛みを実際に感じている人たちにとっては

許しがたいことなのかもしれない。

 

今気になっている映画

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名古屋公開は見に行けなかったので…

なんとか刈谷には見に行きたい。

見たところで、何も変わらないのかもしれないけど…

どうして辞めないの?

どうしたら辞められるの?

その答えは一人一人の中に見つけるしかないのだと思う。

 

1人1人がまず、自分の半径10mの幸せを作れたら、

それが広がっていくと思っているのだけど。

 

もしかしたら、その「自分が直接関わってないから」な姿勢が、

長引かせているのだろうか。

長引かせているのは、私たちなんだろうか

考えていたら眠れなくなってしまった…。

 

もう私は頭が硬いので…

子ども達にはせめて、柔らかい頭と、優しい心でいてほしい。

答えは自分で探すしかなくて、

誰かが教えてくれるものでもないって分かっているけれど…。

 

お子さんからの質問、どんなふうに答えていますか?

または、どんなふうに考えるきっかけ用意していますか?

白黒つかない世界をどんなふうに生きていって欲しいだろう。