久しぶりの絵本シリーズ
8歳の頃から変わってないけど、
平和を感じる絵本は常にリビングに置いてある。
(手に取られるかは別問題)
https://asobito-kurasu.hatenablog.com/entry/2021/02/03/095947
7月末、近所の図書館で平和を考えるコーナーができていたので
そこで何冊か借りてきてみました。
間瀬 なおかたさん
かばでんしゃ
小さい頃、電車が大好きだった息子、
間瀬さんの絵本は大体うちにあります。
しばらく電車から遠ざかっていたので、久しぶりに間瀬さんの絵本を手に取りました。
絵は柔らかくて、ものすごく悲惨なシーンがあるわけでもないのですが
かば電車が語り手となり、幸せな時がだんだんと戦争に向かっていく様や
ほくろの少年を気遣い、平和を願い
おじいさんがいなかったら生まれてこなかった子たちですという電車の語りを口にすると
自分も声が詰まってしまい、気がついたら息子も涙ぐんでいました。
もしかしたら、電車好きの子が初めて戦争に触れる絵本となるかもしれません。
だっこの木
こちらも、「木」が語り部。木から見た戦争のお話。
幸せな時間を知っているだっこの木。
カズヤとその家族が戻ってくるのを待つイチョウの木だが
帰ってきたのはカズヤとお母さん。
その後、大きくなったカズヤが家族と共にまた訪れる。
淡々としたお話ですが、こちらもまた想像しながら読むと
涙で声が詰まってしまって、声が掠れてしまいました。
昔のように「なんで、泣いているの?」とは聞かなくなった息子。
くつがいく
出てくるのは「くつ」
靴だけなのに、恐ろしいことが起きたんだ。
恐ろしいことをしてしまったんだと思わせる迫力がある。
海をわたり、隣の国の人たちをふみにじり、痛めつけ、また次の戦場へ。
私も、私たちの両親も
戦争を起こしたわけではないし、本当の戦争を知らない。
けれど、今まさに世界のどこかで戦争が起きているのに何もしていないのは
戦争に加担していることに繋がるのではないか…?と思う時もある。
自分が影響できるのは半径10mくらいだとおもうが
だからといって、考えることを、伝えることを放棄するのではなく
一緒に考え、実行したい。
「わたしはわたしの未来を生きていく。わたしの未来に戦争はいらない」
そして、こちら
日本・中国・国の絵本作家が手をつなぎ、子どもたちにおくる絵本シリーズ
https://www.doshinsha.co.jp/special/heiwaehon/index.html
の中の1冊だそう。
そういえば、7歳か8歳の頃におばあちゃんからもらった絵本もそうでした。
こちらも(私が)大好きで、常にリビングに置いてあります。
初めて調べてみました。(HPより)
他にも何冊もあるようなので
図書館で借りてきたのがこちら。
ぼくのこえがきこえますか
田島さんの絵本。
とべバッタの田島さん
絵の力がものすごい。
あしも おなかも なくなった。
ぼくのからだはとびちった。
今までで1番ダイレクトな表現でした。
まだ、戦争を知らない小学校低学年には早いかな…と個人的に。
けれど、ぼくたちのこえ をちゃんと聞いて
次の世代に届けていくこと
(くらいしかできない)
してゆきたい。
韓国や中国の絵本も借りたいと思います。