あそびとくらす

遊びと暮らす 遊人クラス 日常の中にちょっとした遊び&スパイスを。日常の中からちょっとした学びを。

宇宙船地球号 山本敏晴さん

4月、息子が

宇宙船地球号ミッションに参加してきました。

 

知人からお知らせが届き、

その名前に引かれたのは、私。

 

私が宇宙船地球号 という考え方を知ったのは

山本敏晴さん を通じてでした。

その頃JICAや国際協力に関心があったものの

偽善なんじゃないかな…

と思う気持ちもあり1歩を踏み出せずにいた時

 

山本敏晴さんの活動と本を友人から紹介され、

友人と一緒にデンマークでの

お絵描きイベント を実施しました。

(その頃デンマークに住んでいたから)

丁度COP10が開かれているデンマークで。

「あなたの大切なものは何ですか?」と。

http://painting.sblo.jp/s/article/49362662.html

 

その後も、友人からいろんな本を

紹介してもらい

母になってから大切にしている本がこちら

 

いろんなバージョンがあります。

 

一人一人の意識が社会を変える

と思ったのも、

山本さんの行っていた日本企業のCSRを数値化する活動を通じて。

12、3年くらい前かな。

独身の時は、買い物は投票だと言っても

そんな人はあまり周りにいなかったのですが

子を産み、母となり、ふと気がつくと

周りの母ちゃんたちも

買い物は投票だね(無理ない範囲で)

と言っている人が多いことに気がつきました。

子どもにどんな社会を残したいのか

我が子だけじゃなく

子どもを取り巻く環境を考えた時に

ハタと気がつくことがあるのかもしれせん(私も)

 

あの頃は偽善だと思っていたことも

今では

偽善でも何でもいいんじゃないか。

誰かに押し付けた時にそれは、

正義の暴力になるけれど、

やりたい人が(やれる範囲で)やる。

できる人が(できる範囲で)やる。

そんな小さな1人1人の1歩が、

1000人の1歩だったら1000歩なんだな

と思えるようになりました。

 

そう思ったのは、

やりたいことに対しての自分の能力の無さ

に気が付いたからかもしれません。

1人で1000歩は歩けなくても

誰か1000人と1歩なら歩けるんじゃない?

実際に家族ができて子が産まれ

なんと、自分がしたいことがしたい時にできるって

幸せだったと気がついたことか!

(トイレとかね、ゆっくり1人でさせてくれ〜〜)

そして、今では、その時間さえも幸せな時間だったと気がつく。

 

私自身の在り方が「世界に優しく」あれたらいいけど

自分の(家族の)ことで精一杯の10年でした。

やりたいことができないことだったり

自分では変えようのない予想外のできごとに打ちのめされ

どうにもならない現実にイライラしながら

人のせいにしながら過ごした数年。

世界平和は、私の半径10mから始まってたんだ。

と、やっと気がつけたのが3、4年前。

できないことや現実に愚痴を言うくらいなら

自分が変わればいいのに(努力すべきだ)と

知らず知らず周りの人にも努力を強制していたと気がついたのが

数年前。

産まれてきただけで、ありがとう。

そのままのあなたでいいんだよって思っていたはずなのに。

そして、周りの大人も私もそう思われて産まれてきただろうに。

 

誰かのためって、

1番身近な、自分や家族が辛かったら

本末転倒だったんだな〜と。

まずは、家族に優しくあれるくらい

自分を追い込みすぎず

できる範囲で、できることを。

日々を大切に過ごしてみようと。

 

家族と優しい気持ちで過ごすことが

いつか、世界平和につながると信じています。

そして、その日常を支えてくれている方々に感謝して。

当たり前だと思っている日常が決して誰かの犠牲の上で成り立つものではありませんように。

その犠牲に気がついても、

何もできない…んじゃなくて

小さな1歩が踏み出せますように。

 

世界のあり方に関心がある方は

山本敏晴さんの本を一度読まれてみてはいかがでしょう。

独身時代、出ている本は全て読みました。

知ることができてよかったと思っています。

10年以上も経っているので、国際協力の現場も変わってきているでしょうが

写真や文章の持つエネルギーはとても大きく

もしかしたら、宇宙船地球号をつくっている

あなたの小さな1歩につながるかもしれません。

 

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