あそびとくらす

遊びと暮らす 遊人クラス 日常の中にちょっとした遊び&スパイスを。日常の中からちょっとした学びを。

好きこそものの… 好き✖️暇 最強

我が子は、あんまり算数に抵抗がないんだけど

1つだけ、

私(母)、息子が幼児の頃、頑張ったな

ってことがあります。

 

それは〜〜〜

 

 

 

電車好きにとことん付き合った!!

ってことかな、と。

1、2歳の頃は鉄橋が見える河原の近くに住んでいて

よく散歩に行ったのですが(しかも当時は車も自転車もない)

JRの鉄橋が見えるところで

それこそ、晴れの日も、雨の日も、夏の日も、冬の日も

日々、電車を見ていました。

「電車だね〜、きたね〜」

と言って見ているだけから

そのうち

「あれ、何両?」

が始まって

「1、2、3、4、5、6両」

「あれ何両?」

「1、2、3、4両」

「あれ何両?」

「1、2、3、4、5、6両」

「あれ何両?」

以下延々と続く…

暇だったのか?

他にすることもなかったのか?

いや。

その場を離れようとすると、ぐずってテコでも動かない息子に負けて

もう、本当にず〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと車両を数えていました。

(雨の日はマジで寒いよ、川のそば)

そうしたら、

「ちがう。6じゃない、4と2」

という日が出てきました。

どうやら車両の線が緑とオレンジ?

で区別しているみたい。

お〜、そうなんか〜、

私には一緒に見える

(ちなみに特急ひだと、特急しなのも同じに見えるが

彼曰く、顔が全然ちがうでしょう?!と)

が、暇な私は

(いや本当は暇違う!洗濯とか掃除とかご飯作りに帰りたい。

けど、動かんやつがおるんよ、そこに)

「1、2、3、4両と、1、2両で6両〜」

と車体によって数え方を変えて合計を出しはじめた。

「あれ、何両?」

以下延々と続く…

その後もあれ何両?が続いたある日

「4と2で6両〜」

「6と4で10両〜」

言うて数える2?3?歳児(覚えてない)を見た時にゃ

天才かと思ったね?!

 

同じように、

電車が好きすぎて

電車に乗るためにお出かけをしていた

1、2、3歳の頃。

名鉄瀬戸線では

フレンドカードなるものを

・運転席にへばりついている幼児に

・電車から降りてもしばらくず〜っと電車を見ている幼児に

・車掌さんをストーカーのごとく追いかけカバンの中を覗き見しようとする幼児に

下さるという神行為が行われていたんです。

そのカードはしおりの時もありましたが

ハサミで切って折ると立体電車になるというペーパークラフト!!

後ろに「これからも気をつけて電車に乗ってね♪」

と愛溢れる言葉が記してありました。

ええ、ええ、読みました。

そして、

「うん、わかった!」

と息子。

百回は乗りました…。

最初は、ペーパークラフト

「作って〜」

「作って〜」

何度も作らされ、そのうち疲れて

「自分でも作ってみなよ〜」

とハサミの使い方を教え

これまた覚えてないけど、かなり早くからハサミが使えるようになりました。

(3歳で十分に使えていたと思う)

電車のペーパークラフトを作るようになり

それが、のちの恐竜や、虫のペーパークラフトにつながったんじゃないかと思います。

そして、もしかしたら?空間認識にも役立つように?

(これは料理の影響が多そう。

野菜を切ったりすることとかね)

これまた園児の時にすごろくがしたくてサイコロがなくて

サイコロの展開図を書いてサイコロを作ったのを見て

天才かと思ったね?!

 

電車が、特に貨物電車が好きすぎて

清洲と稲沢に見に行って絵を描いたときに

瞬間に見た絵を描き始めて

え?こんなふうになってた?

と聞いたら、「なってた。」

えらい正確に絵を描くな〜と思って聞いたら

どうやら写真みたいに

その時の景色や様子が頭に残っているらしい。。。

天才かと思ったね?!

 

その時は(笑)。

今では10歳にして、十分、ただの人ですが

(二十歳すぎたらただの人、だったっけ?)

子どもはみんな、

「好き」を原動力に生きている時

天才だと思う。

 

そうして、それを生かすも殺すも

周りが、どれだけ待てるか? なのかな、とも思う。

急かさずに。

(いや、急かしたけど

それ以上に譲らん息子の方が強かった…

いや、思い出したら、結構泣くくらい急かしていたな…反省)

 

夫が

「知らんうちに時計も読めるようになってるし

子どもは何もしなくても育つな〜」

みたいに言ったことがあるのですが

そうとも言えるし

そうでもないとも言えます。

 

だって、時計だって

「今何時?何時に電車来る?」

「何時の電車のる?」

「時効表を読みたい。」

に付き合って、(ホームで)ず〜っと時間を読み

めんどくさくなって

自宅の時計の周りに紙をはり

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こんな感じ。

ことあるごとに

「あ、今時計のはりが〇〇にあるから○時○分だ」

って言い続けてたんだよ?

 

そんな小さな積み重ねがあったから

(なくても読めるようになったと思うけど)

スムーズに読めとんねん!

勝手にできるようになるだ〜?!

洗濯たたみも、歯磨きも、茶碗を下げるんも

日々、何度も繰り返して

できたんじゃ〜!!

と叫んだような、叫ばなかったような(苦笑)

 

ただ、洗濯たたみも、歯磨きも、茶碗を下げるのも

習慣にするのに、電車を使ったけどね♪

(おしたく列車方式)

 

好きって本当に

大きな力なんだなぁ。

 

好きを使って、漢字を覚えよう!という発想にはならなかったけど…

(いつのまにか回送、大曽根、名古屋、尾張旭

を読めるようになっていた

いや絵として認識していたと思う。

時に、いろんな行き先を書いて遊んでいたらもう少し漢字に抵抗なかったんかなー)

 

計算ができるように育てよう!とも全く思っていなかったけど。

 

学ぶには、自分の経験から

好き&暇  が最強だと思っていて。

好きなものがあっても、

脳の中に暇な時間やスペースがないとどうやら活発には動かないようだ。

論文とか読んでないけど、多分そう。

科学的にも証明されとるか、

そのうちされると思う。

 

習い事も一切なく、(車も自転車もなく)

ただただ、時間と興味のある電車だけがあったあの時代。

そういえば、読んで欲しいと持ってくる絵本も

電車の図鑑絵本で

クハ135〜、 クモハ〇〇〜、700系 500系

と延々と記号のような名前が続く絵本も何度読んだことか…(苦行)

好き&暇  な中から、いろいろ学んでいたのだと、最近になって思う。

 

さて、最近の彼の「好き」はなんだろう?

それがポケモンやゲームでも

きっと色々何かを学んで入ると思うけど。

視力が落ちとるなーとか

体動かして遊んでないなーとか

そっちが気になっちゃうんだよね😅

 

そして、そのswitchでは、

私の愛おしい「暇」な時間が作れないんだなと

スイッチを買って半年

やはりそう思う。

 

生きてるだけで丸儲け。

ついでに健康を維持しながら過ごして欲しい。

ついでに暇な時間を楽しんで欲しい。

欲が少しずつ出てくるんだよね…。

 

さ〜て、友達の家に泊って帰宅した彼から一言。

「俺、めっちゃゲームしてたやろ?」

いや、まだ見てない。8時間くらい?

「もっとだと思う♪]

ニヤリ、満面の笑みで返してくれました😆

 

好きこそものの💕

そして、健康に過ごしてくれていたら😊🍀