あそびとくらす

遊びと暮らす 遊人クラス 日常の中にちょっとした遊び&スパイスを。日常の中からちょっとした学びを。

なんちゃって協生農法 協生農法は限界集落を救えるか?

2月の帰省時に書いたもの。

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協生農法™ | | Sony Computer Science Laboratories, Inc.

今一番、日本の小規模農家に必要なんじゃないかと思っている考え方です。

 

現実を見ると

耕作放棄地の有効活用にはなるが

限界集落地を救うには難しいところもあると感じています。

なぜなら、

限界集落地の現状は

農業より何より

集落として機能しなくなってきている

ことが問題だからです。

(あ、これは農法の問題ではないですね)

 

農地を耕すより

畑の草をとるより

まず、家の前や家につながる道の草刈り

ができていて、初めて田畑のことが見れるから。

農薬なんかいらないよ。

と、(高齢者も)思ってはいても、じゃあ誰が家の前の草をかるんだ?

 

いでよ!ラウンドアップ!!

 

きゃーやめてーー!

と思うなら、

変わりに刈りに行けるのか…?

言うは易し、行うは難し。

 

 

我が家は、除草剤も使わず、

父が元気な頃はかなりの減農薬で米を作っていましたが

 

お前んとこのあぜ、

草ボーボーじゃったけぇ、

草殺し(と私が小さい頃は言われてた)

かけといたったで!

 

と言われたことも多々。

これ、本当に

(いらんけど!)

親切な心遣いからなんですよね…。

草殺しは便利♪な祖父世代

から

本当は農薬問題あるのでは?の父世代

そして

地球の環境は繋がってる!

健康と環境もつながると確信した私世代。

確かに農薬や肥料に疑問を持ってる人自体が村には少ないけど

気が付いてる人もいる。

 

でも

農村で生活してる人たちには

便利なものだったし、

きっとこれから体が動かなくなっていく人たちには

やはり

必要なもの

と思われてるだろうと感じます。

 

 

息子は今、タガメが大好きです。

農薬なんかなかったらいいのに!

なんでみんな使うの?!

と良く言います。

 

私もそうだよね〜と相槌は打つものの

じゃ、どうしたらいいと思う?

と聞くと、

使わなかったらいい。

と、だけ…。

うーーん、

そこに住む人はどうして使うのかな。

例えば…

今じーちゃん、田んぼの草とりや草刈りできると思う?

と聞くと…できない。

と。

(稲作を、センターに任してしまっているため

父に農薬散布の回数や種類にまで口を出すなと言われています。)

草が沢山生えていたら

センターの人が収量を上げてあげようと、

農薬使っちゃうかもしれないよね。

じゃ、

草がなかったら使わないんじゃない?

と言うことで

前回の帰省時には

彼にもあぜの草刈りをしてもらいました。

葛やイバラが絡まって中々進まない…

写真

本当は6月に草取りに来れたらいいんだけど…。

 

無農薬、無肥料で育てて欲しい!

と言う消費者。(私もです)

では、だれがその環境を整えるのか。

お金をもらえるとしても、

その余力がないんです。

きっと、

少し高い値段で売れるからやってみよう

とか

地球の未来を考えて!

と思えるのは

まだまだ若い方の農家さんだと。

体が動かなくなったら。。。

 

 

私達ができることは、

買い支え

もですが

労働力になることかもしれません。

 

野人ムーさんのブログが面白くて時々読んでます。

田舎でも使えたらいいなと。

開墾農園 植樹開始 | 野人エッセイす

これを読んだ時に

限界集落地では無理だ…

と、感じてしまいました。

 

だって、

一体どこに

これだけの重機を扱える後期高齢者がいるの…?

一度に、この作業量

2,3人の高齢者の集落(?)にはできっこない…

まず、葛や竹の地下茎を取り除くだけでも

数週間かかるな…

そのうちまた新しいのが生えてくる…。

 

と同時に

いや、一番最初だけ

人と重機があれば何とかなるのか…?

なら、雇えば…

って、これまた高齢者にそんな経済的な余力もない…。

ほな私が!!

(あるんかいな〜…)

 

なんとなく、

2、3年で効果を出すには

最初に時間と労力をガッツリかければよいのだということは分かりました。

 

ムーさんのブログでも

耕作放棄地にも有効だと書かれていましたが

実際に動いてらっしゃるのは

ムーさん、(多分まだ後期高齢者ではない。

ごめんなさいっ!

お会いしたら、とっても元気で楽しいおじーちゃん→息子談 でした!)

と、皆さん、若い方ばかり。

(65歳の母が一番若い、ここ…)

限界集落地の人員構成ではないけれど

 

たまにしか田舎に帰らない私にも

何か真似できることがある…?

かもしれない。

 

そんなヒントをもらっています。

 

何より、こんな風に、

○砂漠や耕作放棄地が緑の大地に変わるのなら

○小規模農家も楽に取り組めるのなら

○農薬や肥料を使わずに済むなら

○自然の汚染が減るなら

素敵じゃない??

 

なんでもいい、

ちょっとずつでもできることから始めてみよう。

 

果樹を植えることのできる土地に住めた時ように…

食べ終わったみかんや葡萄の種(のけておいたもの)をベランダで世話してみてます。

苗になるといいなぁと♪