絞りたて♪ の茶の実油
とろ~り、とろり♪
今年初絞り
オリーブオイルやごま油と、カカオバターやシアバターと、蜜蝋で
リップやバームを個人的には作っているけれど・・・
茶の実でも作れる?
いや、茶の実から油が絞れるの??(転がっているぞ?山の中に)
と興味津々&耕作放棄地の茶畑再生のお話が聞きたくて、
ぎふ・春日茶の世界 by 春日乃売茶翁 - ホーム | Facebook
のワークショップに行ってきました♪
この子達↓からバームが作れますよ~~。


まず、左が茶の実。右は日本ミツバチの蜜蝋。
自家用のお茶を作っている方には馴染み深いですが、
お茶も、花が咲いて実がなるんですよ。
白い、椿のような、小さい花が。
わが実家の茶畑はほったらかし茶畑なので、毎年花が咲き、毎年実がなるのですが
茶葉を採る畑ではあまり見られないそうです。
なぜかって?
花が咲くのが秋。(数少ない?ミツバチの蜜源にもなってる♪)
受粉してから1年後に実が成熟するのだそうですが、茶葉を収穫する畑では、機械収穫だと実が落ちてしまうそう。
また、肥料を入れていると花が咲きにくいそう。栄養状態が悪いほうが、子孫を残そうと花を咲かすそう。
どうりで!実家の野性茶は毎年花をつけているわけだ(笑)
さてさて、しっかり乾燥した茶実を計ったら、粉砕。
パックに入れて、搾油します。
とろ~りとろとろの油。
絞りたてはとってもいい香り♪ ナッツのような、ゴマのような。
そうして、日本ミツバチの蜜蝋とあわせて湯煎すると・・・
あっという間に溶けて・・・
容器に入れたら・・・完成♪
日本ミツバチの蜜蝋と茶の実油だけからできたクリーム♪
リップとしても、クリームとしても使えます。
茶の実油はビタミンEがオリーブオイルの5倍あるそう。
と、聞いても「食べるわけじゃないから皮膚からの吸収はそんなに期待できない・・・」
という私に
「アトピーの改善が見られた人もいて~~皮膚の常在菌がなぜ増えるかを調べる研究がされている」とのこと。
ほほ~!!
椿油に比べて、実から取れる油の重量が1/5ほどの茶の実油。
(だからそれほど普及しなかったのでは・・・?)
食べるのがもったいないくらいです。
けれど、これを塗って、皮膚の症状が落ち着くことがあるなら・・・
試して見る?と、家族に渡したところ。
あ~!楽しかった!!
いろんなお話も聞けて、大満足♪
岐阜春日の茶畑は、高地にあるため収穫・出荷が遅く、昔は買い叩かれていた。
そこで、住民が考えて・・・(もともと農薬が少しですんでいたのなら)無農薬で作ってみよう!と村全体で無農薬栽培が始まったのが30~40年前。
(だから、春日のお茶はか~な~り長いこと無農薬栽培なんですよ♪)
お茶の復活を、と思っていたが、耕作放棄地も多く、後継者が少ない。
手入れする人が少ない→茶の花が咲く→茶の実油がとれる!
今日本全体で放棄茶畑の再生方法として、茶の実油も注目されているみたいですが
”茶”と里山の暮らしって似合ってたんだな~と思います。
お茶は生活に欠かせないものだし
お茶を手で摘み取れば、自家用茶もできるし
花が咲いた後の実も取れて油も取れるし
搾りかすは、サポニンたっぷりで(だからかじった時苦かったのか~!!)、
食器洗いや石鹸代わりになるし
1家に数本、茶の木だなっ♪
と、将来庭か畑のあるうちにすむのが夢の私でした~~~~♪