あそびとくらす

遊びと暮らす 遊人クラス 日常の中にちょっとした遊び&スパイスを。日常の中からちょっとした学びを。

孫が生まれたよ♪ ネタ

ママ~バケツの中に、お魚みたいな何かがいるよ~。

朝の忙しい時間に、ベランダでバケツを覗き込む息子。

は?いるわけないやろ?

早く準備してよっ

と心でつぶやき、覗き込むと・・・

?!?!?!?!

ほんとうだ!何かの赤ちゃんがいるっ

なんだっ?!

 

思い出すこと4日前・・・

「もう、誰もちゃんと餌あげんのだったら、かわいそうやから魚屋さんに持ってくよ」

と半ば脅しながら、水槽のカナダもをバケツに移した。

苔にまみれて真緑になった水槽の中で、

斜めに泳ぐ金魚がもし死んでしまったら誰も気が付かないではないか。

せめて水槽をきれいにしておこうと思ったからだ。

 

4年前、近所のお祭りに行った夫と息子が金魚を3匹連れ帰った。

独身時代サボテンさえ枯らしたことのある私は、

狭い場所で生き物を飼う自信もなく

「ちゃんと世話できないんだったらかわいそうだから返してきて欲しい」と夫に伝えた。

「大丈夫。ちゃんと2人で世話するから!」「ねっ」

とそう自信たっぷりに言い放った夫は

1ヵ月後には餌もやらなくなっていた・・・。

早過ぎないかい?!?!

以後、「マコ、餌は?」と聞いたり、聞かなかったり・・・。

冬場は活動が鈍くなるのでたまの餌やりでいいけれど、

暖かくなったらよく動く動く、食べる食べる。

ここ最近は、

毎日餌をあげるよう声をかける毎日にいい加減イラっとして

「もう、誰もちゃんと餌あげんのだったら、かわいそうやから魚屋さんに持ってくよ」発言に繋がった。

 

カナダモをバケツに移したものの水槽掃除が追いつかず

放置すること4日間。

なんと、赤ちゃんが生まれていたのだ。

でも、どうやらめだかのような色具合。

息子は「これ、おたまじゃくしじゃない?」

と言い出した。

「おたまじゃくしはもっと大きくない?」

「だって、赤ちゃんだもん」

「赤ちゃんでも、おたまじゃくしはもっと大きいと思うよ?」

「だって、ぜんぜん金魚に似てない」

 

と言われて、私も段々と不安になってきた。

もしかして、たまたまベランダにバケツを出していた4日間に、

たまたまカエルがやってきて、

たまたま卵を抱えていて、

たまたま産んで、

それが4日後に孵化した・・・?

・・・・・

ありえんじゃろ

 

と、思いつつ、確かに金魚に全く似ていない。

灰色だ。

「育ててみたら分かるんじゃない?」

と聞く私に

「携帯で調べたら分かるんじゃない?」

とイマドキの息子。

しょうがない、調べるか・・・。

『金魚の赤ちゃんは羽化後は透明。半年位して赤味がかってくる』

おお!金魚の赤ちゃんに間違いなさそうだ。

それこそ、やっぱり、育ててみてみよう!

ってことになり

引き続き、しばらくうちで飼うことになりました。

もちろん、親もね。

 

私は大量の子どもを見た瞬間に

ああ、しょうがない、魚屋さん(ペットショップ)にもって行けない、

と思った。

昔あったドラマのように 

子どもが親の反対を押し切って駆け落ちしして、なかなか許してもらえなかったのに、

子ども(親にとったら孫)ができたとたん「しょうがない、かえって来い」という 

その心境が分かった気がした。