あそびとくらす

遊びと暮らす 遊人クラス 日常の中にちょっとした遊び&スパイスを。日常の中からちょっとした学びを。

チト みどりのゆび、 モモ、はてしない物語

夢見る少女(おい!誰か止めてやれ、このアラフィフを!!)

の私は

小さい頃からの愛蔵書がある。

「モモ」「はてしない物語」「星の王子さま

と「風の谷のナウシカ」だ。

 

今年そこに、

みどりのゆび 愛蔵版 が加わった。

昔読んだな〜、いいお話だった気がする…

と、愛蔵版を購入。

体調悪く自宅で休んでいる息子と読み始めたらば

(息子は活字の本が苦手だが、話が嫌いなわけではない…

読み聞かせ…??

延々と続く…でも、読みたい、これは。)

止まらない。

続きが気になりすぎて、読んでからじゃないと眠れない、となる始末。

 

「古い考えは、ずいぶんむかしから、本の中に書いてあります。だから

わたしたちが、熱心に本をよんだり、

また、たくさん本を読んだ人のことに注意ぶかく耳をかたむければ、

かなりはやく、おとなになることができます。」

本文より

 

久しぶりにハッとした。

本を読んで欲しいな〜、

特に、人生で困った時に役に立ちそうな伝記や人物伝。

それ以外も、いろんな知識や擬似体験を得られるもの。

とうっすら思って本を至る所に置いているが

そんなに早く、大人にならなくていい。

とも思っていたのに。

この2文で、私の心を鷲掴みにしてくれた。

 

あらすじは以下

たくさんの愛情に恵まれ、裕福な暮らしのチト。

彼は、みどりのゆび=緑を増やし花を咲かすことのできるゆびを持っている。

貧民街やや病院で花を咲かせ、人々の心にも希望が生まれる。

ある時、戦争のニュースが伝えられ、

お父さんの工場が双方に武器を作って送っていることを知ったチト…

 

読み終えた時に、

幸せな気持ちが広がるような

なんだか、切ない気持ちになるような

息子と2人、ジ〜ンとしていた。

 

大人になってからも読みたいシリーズに追加された。

 

他、愛蔵書はこちら↓

 

はてしない物語

本文から

「表紙はあかがね色の絹で、動かすとほのかに光った。

パラパラとページをくってみると、なかは二色刷りになっていた。」

 

初めて手に取った時

あかがね色の絹の表紙に、

二匹のヘビがそれぞれの尾をくわえ合って輪になっているカバー

を、驚いて何度も見返したんだっけ。

(大人になってから絹ではなく、布地とわかったけれど)

まるで主人公と同じ体験を自分も重ねているような錯覚に陥り

それこそ、時間を忘れて貪るように読んだ。

 

あらすじは岩波書店さんから

10歳のバスチアンは本を読んでいた――ファンタージエン国は,

正体不明の〈虚無〉におかされ滅亡寸前.

その国を救うには,人間界から子どもを連れてくるほかない…….

 

初めて読んだのはそう、小学5年くらいだったと思う。

以後、何度となく読み返した。

息子にも手渡したい。

確か実家にある…ハズ…

 

 

モモ

これまた初めて読んだのは小5の頃。

(小5は私にとって、大きな変化の年だったと今思う)

どうして大人にはわからないんだろう?と

現実の大人(両親)にも不思議なことがいっぱいだった。

以後も、仕事に疲れた時にちょろっと読み返していたけれど

引越しの最中にどこかに行ってしまった。

初めて息子と読むならば

愛蔵版を手に取りたいと思う。

近くの書店でね。

 

あらすじは同じく岩波書店さんから

時間に追われ,落ち着きを失って,人間本来の生き方を忘れてしまった現代の人々。

人間たちから時間を奪っているのは,実は時間どろぼうの一味のしわざなのだ。

この一味から時間をとりもどし,人生のよろこびを回復させたのは,

どこからか突然あらわれた無口な少女だった。

時間の意味を問う異色のファンタジー

 

モモ、こそ、今の私たちに必要な本だと思う。

 

星の王子さま

風の谷のナウシカ(漫画)

こちらも引越ししてもずっとそばにある。

 

 

私を作ってきたものたち。

 

息子と一緒に読めてよかったな。