なかなか面白かった。
「文化を理解するためのものさしは、ひとつではない」
久しぶりに図書館に行って、本を選んでいたら
こちらの本が目に留まった。
息子1には早すぎるだろうけど、、、
我が家には大きな息子2もいるし、、、
堅苦しくない本もさらっと置いておいたら読まれるかも?
と。
いや〜、私にちょうど良い本でした。
読みやすい!(12〜15歳をターゲットにしているらしい。ワタシ!)
情報もしっかり、著者の意図もしっかり。
約30年前に書かれた「トルコのものさし 日本のものさし」を
原著に書き加えて2022年に発行されています。
あまりに面白かったので、ちくまQブックスについて調べてみました。
10代のみなさんへ(HPより)
“きみの未来は「なぜ」からはじまる”
変化が目まぐるしくて、将来を見通せない時代だといわれます。
そんな時に頼りになるのは、「考え続ける力」だと、私たちは考えます。
身近な問い(Question)、ここがスタート地点です。
その問いを温め、考え続ける(探究:Quest)ことの大切さを、本を通し伝えていきます。
読み考える過程を楽しみ、読み終えたときに、
次の問いや次の本に向かう勇気と元気がわいてくるはずです。
ちくまQブックスを開いてみてください。
どのラインナップも面白そう!!
特にこの辺り、私も読みたい!
読みたい本が多すぎる〜💕
我が家の息子くんには、まだまだ早そうだけど、
私の読書にちょうど良さそう。
「短いから読み通せ、本を読む自信がつきま」した🎵
HPより
こちらもサクッと読めました。
ウクライナ戦争でトルコは
ロシアの侵略には正当性がないことを明言しつつも一貫して中立の立場をとっている。
何で?ということが歴史と文化を知ることで、じんわりと理解できてきたり、、、
オスマントルコ帝国崩壊から第一次対戦後のヨーロッパによる分割統治を経て
第二次対戦後から現在に向けて、なぜイスラム政党が力を持ってきたのか?
トルコの軍は、政教分離を推し進めていたが(軍の力がなければ政教分離が叶わなかった)
はからずも、イスラム政党が与党となることで、民主主義が進んだらしい。
西欧の国々では、キリスト教の教会をの力を政治から排除することで民主主義や自由化が生まれたから〜
トルコの民主化は西欧社会からは理解されない」本文より
また、トルコって、好感度高かったのだけど(私の中で)
クルド人の弾圧を知り、なんて独裁的な!と思っていたんですね。
(エルドアンさんのイメージちゃうけど、とも)
日本に暮らすクルド人のドキュメンタリー
しかし、この本を読むとPKKの主張がクルド人の主張でもなくて、、、
ヨーロッパが一次大戦後に分割統治したことと密接に繋がっていたのか…と。
政治持活動は一切していないけれど、生活のためにフランスで難民申請してうまく受理された方(その人の人柄が悪いわけではない。けれど、それやると…)の話や
一つの見方だけで、決めつけちゃいけないな〜。
でも、全ての人と知り合うことはできないし、
全ての国に行くこともできないし
ただ「正義を振り翳す前に」HPより
仲良くなるには、知ることなんだろうなと感じさせてくれる本でした。
友人、知人の国と戦争はしたくないものね。
トルコと日本の草の根活動が、人の善意から成り立っていて
今も続いていることに、少し涙しました。
次に読んでほしい本として紹介されていたものの一つ
集英社だけど、ちくま山が紹介
「来るのは労働力ではなく、人」
世界を知るヒントに本棚に置いている本
漫画なら読みそうなので買おうとしているもの
産後のブランクから会社組織に復帰するときに買って読んだ本↓
社会ってこうやって学べたら楽しかったのに!と強く思った。
(数学と科学は楽しかったけど…)
若かりし時は「教えてもらう(のが当たり前の)気持ち」で勉強していたから
学ぶことが面白いも面白くないも「教えてくれる先生次第」という他人任せだったと思う。
もっと主体的に学びに取り組む=姿勢そのものが大切だったんだと気がついたのは
やりたいことができてから。
面白いか面白くないかは自分で決められる。
面白くできるのは自分!
って知ると、
世界がずっと広がるよね🍀