あそびとくらす

遊びと暮らす 遊人クラス 日常の中にちょっとした遊び&スパイスを。日常の中からちょっとした学びを。

40代からのチャレンジ スノーボード@栂池高原スキー場

の〜れ〜た〜♪

ボードに乗れたよ♪

しかも、なんとかターンができたら御の字だと思っていたのに

山頂駅から林間コースを下ってくることもできたのっ💕

楽しいっ♪

何歳になっても

できなかったことができるようになるのは楽しいし、面白い。

そして、めっちゃ嬉しい〜!!!

 

*****************

 

きっかけは息子。

先週スキーの翌日、スノボに乗りたい♪

とボードをはき

「母はスキーしかできない。父に教えてもらってね。」

と父に丸投げ。

2人が上手くいき出したら、リフトで山行こ〜♪と思うも

父、さっさと滑りおりる…

おい…

 

下で待っていた父は

「俺寒いから次は先に降りてレストラン入ってるわ。」

。。。。。。。。

しょうがなしに母が一緒にスキーで滑るも

途中でこけた息子を待ちすぎて寒い…。

40代の体は冷えに弱いんよ……。

息子の上達を待てない保護者2人。。。

 

「スクールに入りませんか?寒すぎて…」

 

「い、や、だ!」

存外に人見知りの息子。

(子ども同士だとすぐに打ち解けるが、大人には人見知り)

3回ほど滑って

「俺、ボード滑れんようになったわ。

滑れんでいいわ。スキーだけでいい。」

 

あれ?コナンや工藤新一に憧れて

スケボーやスノボーしたかったんじゃないの?

諦めずにやってみたらいいのに…

と思うも、

教えてくれると思っていた父は

「そんなの上手い人見て滑っていたらわかるでしょ。」

と、先にス〜イスイ♪

 

でた〜!!

運動できる人のソフトスパルタ!

滑っていたらわかるでしょ?って

その"滑る"ができんのよ!

滑れていたらスクールいらんわ…

私も昔チャレンジしたけど、ターンができるかできないかで

怖くてやめたんだよね。

スクールが1番丁寧だと思うけど、

息子はスクール嫌い…。

 

う〜〜〜〜〜〜ん。

私もボードは怖い…

と思っていたところの

先週、栂池高原スキー場に初めて行ってみて

 

え?

何この広さとゆるさ!!

こんだけ緩くて広かったら、ボードの練習怖くないかも!?

(って今までどれだけ傾斜面で練習してたんだ?

息子も、今思えば、そこそこの傾斜からスキー始めてました…苦笑)

 

よし、運動神経良くはないけど、

アラフォーだけど、

何歳になってからでもチャレンジは遅くないはずだ。

とりあえず、挑戦してみよう!!

挑戦する姿を息子に見せるのだ!

たとえ、滑れるようにならなくとも、

その後ろ姿は見ているはずだ。

そして、1人で練習するよりは楽しいだろう。

と、40超えてから、

15年ぶりくらいにスノーボードとやらをはいてみました。


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驚きです!!

息子が、あっという間に滑れるようになったんです。

1回目にターンする母を見て

運動神経イマイチな母には負けたくないと思ったそう(苦笑)

そして、「できないことができるようになると、めっちゃ楽しい!!」

って気がついたんだって♪

 

そして、私も

斜面が緩かったおかげもあるけれど、

なんと人生初!!

スノーボードで連続ターンができるようになったのです。

なんで???

もしかしたら運動神経良くなったの??

 

あれ?

そもそもなんで私、運動神経悪かったと思ってたんだっけ…???

 

****************

回想:小ネタ:めっちゃ長いです。お時間ある方へ(笑)

 

むか〜し、昔

あるところに

あまり運動が得意ではない娘がおりました。

中学時代に吹奏楽部に入ろうとしましたが

その中学校のある村は田舎すぎて、

生徒数が少なく

女子はソフトボール

男子はバスケ部

(つまり女子は黒焦げ、男子は真っ白)

体に不調があって、どうしても運動部に入れない子だけが吹奏楽部。と決まっていました。

娘は幼少期から喘息持ちだったため、吹奏楽部に入ろうとしましたが

「寒い時や風邪ひいた時に出る喘息?そんなもの気の持ちようだ、不可!」と

一掃され、結局ソフトボール部に入ることになりました。

(今ならありえないけどね)

今思えば、小学校で脱走事件を起こし

「お前があの脱走事件を起こした問題児か…」

と入学早々言われたことを思うと

運動部である程度、発散させておこう

または、締め付けておこう、

と言う狙いがあったのかもしれません。

けれど、娘にはそんなエネルギーがあったのではなく

脱走事件も「僕らの7日間戦争みたいな基地があったらいいのに」

と夢見たことを口にしただけで、

計画したわけでも先導した訳でもありませんでした。

ただ、背が村では異様に高く(小学卒業時163cm)、目立っていただけでした。

体育よりも読書が好きな、物静かな娘でした。(と思っている)

 

小学校でも逆上がりや一輪車に乗れたのは遅く

複式学級の1年下の子達に手伝ってもらいながらやっと

できるようになったくらいでした。

 

入部早々、

「ボールを上に投げ、落ちてきたボールをキャッチする」

お題を与えられ、すぐさまキャッチすると

「バカか!すぐに手を出してどうする!俺がいいと言うまで待て!」

と顧問に怒鳴られ、

怒鳴られ慣れていなかった娘は怖くなり

2回目はボールを投げて「よし!」と言われるまで待っていました。

どんどん近づいてくるボール、

どんどん落ちてくる!

どんどん迫ってくる!

もう目の前!

まだ??

と思った瞬間

あまりの痛さに、娘は倒れていました。。。

起き上がると、体操服は血まみれ。(鼻血)

 

あの怒鳴った顧問が笑いながら言いました。

「バカか、当たるまで待つ奴がいるか、ガハハハ」

娘が、ソフトボールを好きになれなかったのは致し方ないでしょう。

「いいと言うまでまで!」と言われたのは娘だけでしたが

同じくボールを顔にぶつけ鼻血を出し、

保健室に運ばれたものが他にも1名おりました。

2人の娘は、初日の最後の挨拶の時に名前を呼ばれ

他の生徒の前で

「こんなに運動神経のないやつは初めて見た。ボールを顔に当てたやつだ」

と紹介されました。

自分達に運動神経がないのはわかっている。

それをあえて言わなくてもいいじゃないか。

と娘は思いましたが、

その分、できることを頑張ろう、

人一倍努力すれば、

同じくらいには、なれるかもしれない。と思いました。

不思議なことです。

入りたくて入った部活ではないのに、

入るからにはやってやろうじゃないかという

負けん気が娘を3年間支えました。

 

獲ることや投げることは苦手だけれど、

グランド整備やボール拾いならできるね、と

2人の娘は自分たちにできることを探して

そこから始めることにしました。

気がつくと、いつの間にか

先輩に可愛がってもらえるようになり、

教えてもらえるようになり

時間が経てば、それなりに走ったり、獲ったり、

投げたり、打ったりできるようになっていました。

 

驚いたことに、娘は短距離は早くなかったけれど、

長距離は皆が速度を落とす中、そのまま走り続けたら上位になれることがわかり

1年の頃には、地区の陸上大会で長距離で上位に

(陸上部もないから、選抜メンバーが運動部の練習を休んで陸上大会に出ていた)

県の駅伝大会では区間賞を取るまでになりました。

(先輩が怖すぎて実力以上を出せた)

 

気がつけば、2年の頃には

運動神経がないと言われたうちの1人は

入りたくもないのに3年と同じレギュラー入りし

(2年から3人だけ選ばれたうちの1人。)

試合に出るようになっておりました。

運動神経がないのに…と

本人も、周りのレギュラー入りしたかった2年にもそう思われながら…。

けれど、出るからには、やれるだけやりたい気持ちがまた先行して

毎回、力一杯練習し、試合をやりきりっておりました。

もう一人の運動神経がないと言われた娘は試合こそ出ませんでしたが

この娘と共に「やれることをしよう」とスコアづけを続けていました。

レギュラー入りした娘が

「もし相手の監督のサインがわかったら守備助かるね」

そう言って、地区のチーム(3チーム)のサイン解読も始めました。

2人が3年になった頃には

「レフト〜、ボール行くかもよ〜」

「バント気をつけて〜」

と的確な声掛けもベンチの娘からも出るようになっていました。

その村の小さなソフトボール部は県大会でも上位に入っていました。元々だけど。

 

3年最後の練習日

グランドの前に集められた3年を前に

顧問がまた娘を前に呼びました。ベンチにずっといた娘です。

「覚えているか、1年の頃を。

こいつは顔にボールをぶつけて、本当に運動神経がなかった。

なかったけど、3年間、ボール拾いも磨きもずっと続け

ベンチではスコアをつけ続け、相手チームのサインまで解読した。

このチームを支えてくれた1番の縁の下の力持ちだ。」

本当にそうだなと思いながら拍手の中、

もう1人の運動神経がないと言われた娘は思いました。

「私も皆の前でそう言われたんだけど?

ないなりに頑張って、レギュラーになったんだけど?」

その娘は、自分も認めてもらいたかったのでしょう。

そして、自分で自分を認めてあげればよかったのに

「私は運動神経がないのだ。すっごく練習すればなんとか人並みにはなれるけど…

かなり大変な思いをしなければ人並みにさえなれない」

と、運動神経がない刷り込みを終えたのでした。

 

****************

 

ながっ!!!!

そう、その娘1が私。

ず〜〜〜〜〜〜〜〜っと「自分は運動が苦手」

と思ってきたから、

もうね、スポーツを楽しむどころじゃない。

 

苦行よ苦行!

特にチームスポーツはそれ以来避けてきたし

新しい運動に取り組みたいとも思わなかった。

 

ただ、自然の中にいるのは好きだったから

山登りやスキューバは楽しめたし

サイクリングも好きだけど。

 

そうして、楽しいな♪

って思うことをしていたら

なんかできたのよね〜♪

スノーボードも。

 

楽しみながらするって、最高のコーチかもしれない♪

 

しかも

「私、そんなに運動神経悪くないんじゃない?」

っていう

新しい刷り込みもできちゃった♪

 

何歳になっても、チャレンジは楽しかった♪

滑れるようになって嬉しかった♪

何より、息子と一緒に

「できないことができようになると楽しいね♪」

そんな素敵な週末を過ごせてよかったな♪

 

努力したい。できるようになりたい。

って思うのは、その人のタイミング。

そんな環境で、ともに過ごせたことが嬉しいです。

楽しい気持ちで、挑戦できる方が私は好きだな♪

 

来年も楽しみ〜〜><

 

スノボはやっぱりヘルメットが欲しいかも。。。

そして、20年使ったゴーグルが…お勧めゴーグル教えてください><