あそびとくらす

遊びと暮らす 遊人クラス 日常の中にちょっとした遊び&スパイスを。日常の中からちょっとした学びを。

教育って??対話って?? ②

夢見る小学校を初めて夫と息子が見た。


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彼らに

前日の上映会と卒業生トークを紹介するも

「ござらっせで漫画」と「まんまる堂のラーメン」

に負けてしまったからね…

教育って??対話って?? ① - あそびとくらす

 

子どもの村学園の卒業生と会話した後

私が優しくなっていたのか?

違いを違いとして受け入れるのがどれだけ大切だったかを

改めて思い出したからなのか?

「卒業生も素敵だったよ〜。

一緒に見たかったんだけど、明日もあるねん。よかったらどう?」

 

夫が「雨だしいってみようかな?」

息子が「映画なら見る〜。お話はいい。」

とのことで。

90分

最初はずっと見入っていた息子も、

途中からやや飽きて来て…トークの前にはアイスで買収(苦笑)

「覚えてる?見学しにいったの。Tちゃんの行ってたとこだよ。」

「なんとなくしか覚えてないけど、楽しそうだった。」

 

「つまんない」「宿題の意味がわかんない」

放課と給食と図工を楽しみに通っている息子に

ちょっと聞いてみたくなっちゃって…

「行っとけばよかった〜とか思う?」

「ん〜〜〜、あの学校に、今の友達みんなが行けるなら行きたい。

それか、

今の学校が、あんな学校だったらもっと楽しいと思うけど。。。

俺、今友達といるの楽しいから、いい。

今の学校でいい♪」

自信たっぷりに答えてくれた。

 

そう聞いて、やっと私も「この選択でよかったんやな」と思えた。

今、俺やっぱり通いたかった…と言われたら後悔が…

くるか?と思ったら、

いや多分、ほな引っ越そか!て言ってるかな(笑)

どっちでもえ〜んかい!(つまりは、多分、そう)

 

知っているのに、通えるのに、選ばない、

選んだのは名古屋の公立。親子ともども絶対合わないだろう…。

そう思って通い始めて、行き渋り数年。

休んで、思う存分遊ぶこと数年。

学校の勉強は面白くないと言い始めて数年。

だけど

彼にも、私にも

いろんな場所ができて、

一緒に過ごすのが楽しいなと思える人との時間ができて

大切だなと思える友達ができたのなら、

それはそれで、まぁ

いや、かなり大切な時間と場所になったんだと思う。

 

映画の感想は聞いてないけど

息子が飽きてきて

「動きたい〜〜走りたい〜〜」と言った時

夫が

「子どもには自由を!って映画見てるくらいやから

あのステージの前で走ってもいいんじゃない?」

と言った時、耳を疑った。

もちろん息子も「それはしない」と。

 

そう思えば、映画には

子ども同士で意見が食い違ったときに、どうやって第3の道を探すかの場面は出てこなかったかな…

ああ、昨日の卒業生とのお話会に夫も呼べばよかった。

 

「私たちにはここ(子どもの村学園)があってたと思うけど

全ての人にあう、この教育がいいとう意味ではない。」

「外に出たら、自分の意見を言わない人が多いんだなと思ったけど、

それは伝えるけど、そのあとどうするかはその人次第」

「人は会わない環境に出会ったときに

染まるか、反発するか、変えていくか、の3種類。」

ルールは変えることができるんだと思っていない人には、

どうやって伝える?と、きいたら

「う〜ん、ルールは変えられるけど、変えなくていいと思っている人はまぁ、その人で。

変えられるけど、その人を変えることはできないから…

まぁ、伝えたかったら伝える、かな。」

 

そんな会話があったことも伝えていないけど

(伝えないんかい)

卒業生や、雰囲気を感じ取っていたら「自由」のとり方が違ったんじゃないかと。

自分の自由と同じ、相手の自由も奪わない。

(聞きたい人の、聞く自由を奪わない)

 

まさに、「自由の相互承認」について、

この後パネルディスカッションやろ?!

ワクワク♪

と思っていたら、

なんと苫野さんのお話は、(時間の関係で)一方通行

(いや、え〜のよ、それでも十分色々染みたから)

その後は、名古屋のスクールイノベーションの動画と説明

(いや!いらんから!そんな時間より、苫野さんとの対話の時間とってくれ!!

と、心の叫び声

ごめんね、名古屋市

この映画を市の主催で、

苫野さん呼んでくれるだけでも、マジでありがたい…

変えよう、変えたいって気持ち伝わるよ。

でも、求めていたものは個別最適化のための

デジタルドリルとかオンラインとかの紹介じゃなかったのよ。)

 

夫「この動画か…つまんなさそうだからブックオフ行ってくる」

了解…

 

その後のパネルディスカッションは動画より面白かったけど

できるなら、もっとたくさん「人」の話を聞いて

自分の意見も伝えて、

第3の道を探す、そんな練習?

コツ?聞きたかったな〜

したかったな〜

と思った。

(チラシにも、そんな時間は書いてなかったけどね)

 

最後に、息子の学校の担任の先生とお話しする時間があれば

お渡ししようと思って、苫野さんのサインをいただきに♪

(もう、学年が終わるから校長先生かな〜)


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夫が、

「あれ?その本見たことがある」

ええ、ええ、あなたにも読んでもらいたくて

「数ヶ月ほど、面白かったよ〜って

時間あったら読んでみてねってリビングに置いといたんだけど…」

目には入ってたんだね(笑)

 

 

以前担任にお渡しした(小学校の職員室で回っていると思う)工藤校長のサイン入り本

 

勝手に小1の時の担任にお勧めした本

ここから、当時の担任は学生の頃オーストラリアの小学校に行ってて

ボランティアした時の学級がイエナプランを取り入れてたんだなと知ったり

 

他にもあるけど

こんな本も面白いよ〜と

おすめてくれる担任や友人にも感謝

 

 

対話って

知っていても、一人じゃできない。

いや、一人でも自分と「対話」できるのか…

 

ついつい、これがいい!と善意で思って行動しているなら

それを相手にも強いてしまっているんだなと…

気がつくだけでも違うけど

気がついても、

私たち大人も練習していないから「対話」の方法がわからない。

 

フォイスコーレでも

学ぶというより

「感じる?」

「実践する?」

それまでは対話に慣れていなかったから、

学びとは、

「知識を得ること」だと思っていた。

「議論すること」だと思っていた。

丁寧に「聴いて」第3の道を探すこと。

正解のない社会を生きる今、

その場にいる全員が納得できるような

第3の道を対話によって見つける方法。

 

私たち大人も変わっていきたいと

改めて思った日だった。