魚の解剖と燻製つくり
というイベントに参加してきた。
解剖したのは、ニジマス
まずはニジマスとは?のお勉強(遅れて到着。後から同じく小学校2年生の男の子から教えてもらう)
その後、解剖の仕方を教わり…
いざ!
え?
生きてる…!!!
日頃息子や私が捌くは死んだ魚。
釣りでも、ほぼ死んだ魚を捌く。
エラがヒクヒク動いて
なんだか苦しそう。
ピンセットでエラを持ち上げて
を確認。
その後は腹を切って
内臓を観察した。
「低温で仮死状態にしているから魚は切られても気がついてないと思うよ〜」
とおっしゃったけれど
トレーの上でヒクヒク動いている魚を見たら
なんとなく「ごめん」という気持ちになってくる。
いや、日頃あんなに肉も魚も食べているのに
殺して食べている自覚はあるのだが
生きているものを殺して食べる感覚があまりにもない。
殺すなら一思いにしてくれ…と私だったら言ってるな…
と思いながら
息子の手捌きを覗き込むと
なんと!
腹をあけれれても、まだ心臓が動いている。
ドクドクドク
動いている。
「まだ動いてるよ!!」
「心臓はエネルギーがある間は動き続けています。
そのうちエネルギーがなくなると、動かなくなるよ」
「出しても動く?」
「これって、生きてるの?死んでるの?」
素朴な疑問だが
答えられない。
大人も一緒になって考えた。
「出しても動くの?」
「人の心臓移植も、取り出して運んで手術するよね」
「死ぬって、心臓が止まったとき?脳が死んだとき?いつが死?」
私にもわからない…
そのうち取り出した心臓も動きがゆっくりになり
触ると、刺激を与えると動くくらいになり
そうして
動かなくなった。
死んだのだ。
(殺したのだ)
体の中は、どうなってるのかな?
心臓はどんなふうに動くのかな?
単純な好奇心だが
ハタ、と。
私が魚だったら、そんな好奇心のために
殺さないでくれよと
叫んでいるだろう。
生きるために食べる
とはまた違う。
けれど、これまたニンゲンの私は
どんなふうな作りになっているのか?にも関心があるのだ。
学びのために、好奇心のために
殺していいのか?
食べるならいいのか?
魚なら良くて、哺乳類はできないのか?
そんなことをチラッと考えながら
最後は塩を振りかけて
干物にして、持ち帰った。
来週には燻製にしていただきたいと思う。
帰りの車に入るなり
待ちきれずに
燻製したチーズとちくわをいただきました
昔息子と読んで面白かった本。
ついでに、煮干しの解剖もしたんだけど
さっぱり彼は忘れていました 苦笑
4歳くらいからお子様とできると思います♪