あそびとくらす

遊びと暮らす 遊人クラス 日常の中にちょっとした遊び&スパイスを。日常の中からちょっとした学びを。

タカの渡り 好奇心の種から始まる日常の学び

キタ~~~!!

キタキタキタ、見えた~!

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見えますか?この携帯で撮った豆粒ほどの鳥。

タカのなかまの

ハチクマ か サシバ です。

え?見えないって??

ほら、良くみて!!

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じゃじゃ~~ん。

 

・・・・・・

 

はい、

私にもどちらか良くわかりません・・・。

 

ここはタカの渡りが見られる

乗鞍高原は白樺峠

あっちを見ても、こっちをみても

望遠カメラを携えた沢山の人たちの中に


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裸眼でタカを追う母子1組・・・

(下の写真にもおるよ)

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無謀・・・。

 

遡れば2日前

「おれ、図鑑持ってくわ!鳥図鑑。

タカとかワシみたいな~~」

穂高にはいそうだけど・・・

乗鞍にいるかなぁ

車で見てるにいいかもね」

 

今回の弾丸旅程の目的は 山!!!

山ですよ?!

四連休、結局山に行くこともできず

釣りやら、スケートやら、だらだらしたり・・・

私は1人でいいから山に登りたいんじゃ!!

 

山登り。

よって、タカには期待せず過ごしていたら・・・

 

1日前

お宿の廊下を歩いていた息子が

息子「ママ、これタカ・・・なんて書いてあるの?」

母 「タカの渡り・・・時期は9月中旬から10月上旬?!?!」

 

同時に

「今じゃん!!」

 

早速お宿のご夫婦に聞いたり

図鑑で調べてみると

 

春から秋にかけて日本で繁殖してきたタカたちは、寒い冬に備えて食べ物のある暖かい地方(朝鮮半島インドネシアやフィリピン近辺)へ渡っていきます。

タカ柱とは、タカが上昇気流に乗って上空まで登っていくことらしい。

 

 今年、見られている場所

 

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タカの渡り全国ネットワーク Hawk Migration Network of Japan より

 

え?伊良湖でも見られるの?

と思いもしましたが、ここは

遠く離れた長野は乗鞍。

滅多に来れないから、見に行ってみるか!と

急遽予定変更。

山から下りたら一路 白樺峠へ向かいました。

(実際には、人に道を聞き、聞き・・・)

もう、時間的に無理かもしれないな~

と思いながら 

たどり着くと、そこには

望遠レンズのヒト、ヒト、ヒト

と言っても平日だし、夕方だし、少ないほう。

 

すると、あ、いた!

と言う声とともに

皆さんが バッと双眼鏡を構え、カメラを構え

「1,2,3,4,5~けっこういるねぇ」「あれは・・・ハチクマか」

などと声が。

え?どこ?どこ?

どこに見えるの???

・・・・・・

裸眼母子には何も見えず

「しまった~双眼鏡家にあったのに!!」

と悔しがる息子。

 

 に

 

近くの方が貸してくださりました♪ 

それでも、ピントが合わせられずにいたら

「もう、肉眼のほうが早いかもよ?」

と。

確かに・・・

近づいてきたら、大!!本当だ!なんとなく飛び方がトビっぽい。

母にとっては知るタカ・ワシ類はトビのみ。

 

撮った写真を見せていただきましたが

びっくりですね~~

望遠レンズで撮ったら

あんな豆粒も

 

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乗鞍高原サイトからお借りしました

こんな風に取れるなんて!

 

30分ほどの間に30羽のタカらしきものを観察し

息子いわく

見れて良かったけど、こんなに小さいとは(遠いとは)思わなかった・・・。

オオタカは滅多にこない」

イヌワシはもっと見られない」

と回りに聞き、帰ろうとしたその時!!

 

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スマホだとこんなに小さいですが

実際に見たら色や形が見えるくらい近かった。)

 

ノスリの夫婦が頭上を旋回!!

5週サービスして?

去っていきました。

 

ノスリ、かっこよかったね!

ご機嫌に山を下りる息子

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朝登った乗鞍・剣ヶ峰

 

白樺峠で観察を続けていらっしゃる久野さんのサイト

タカの渡りを追う

(下山してから知りました)

 

この日は1980羽観測されていたようです。

 

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息子が今一番好きな生き物は

カブトクワガタ

タガメゲンゴロウ(おおきいやつ)

タカ ワシ

だそう。

(歴代は恐竜や深海魚、食べれる魚も)

・たまたま持ってきていた鳥図鑑

(と言うことで、今一番彼の中でブーム)

・たまたま見たポスター

・たまたま知った タカの渡り

 

子どもと過ごして、

私ひとりだったら気がつかないことも

彼のアンテナのおかげで

ちょいちょい広がったりします。

子どもの「好き!」のエネルギーはものすごいなぁと

羨ましく思ったり

そんなアンテナを折らずに

(補強も伸ばしたりも本人にしかできないけれど)

見守っていけたらいいなと

改めて思いました。

タカの渡り観察ガイドブック タカ・ハヤブサ類飛翔ハンドブック

教えていただいたこちらの書籍も手に入れて読んでみたいなと思います♪