工藤勇一さんの講演会に行ってきました。
ネットや著書から、どんな改革をしたのかは分かるけど・・・
元気をもらいに♪
沢山のパワーをいただきました。
少しだけ、元気のおすそ分けできたらな~と
感想をメモメモ。
5年前に、どんな学校にしたいか
まず先生同士が話し合って、考えた。
すべての子どもが
「世の中ってまんざらでもない」
「大人ってけっこう素敵だ」
と思える学校にしたい
この一言が聞けただけでも、
なんだかそれまで思っていたことが ふっと解けた気がしました。
どんな教育がいいのか?どんな学校がいいのか?
いやいやいやいやいや、そりゃ大切なことなんだけど
まずは、学校が・・・教育が・・・
言う前に子どもの目の前にいる私が
「大人っていいな。大きくなるの楽しそうじゃん」
って思われるような、そんな生き方したいな!と。
どんな学校がいいのか・・・
もちろん 子どもの目がきらきら輝いている学校がいいんだけど
そこにいる先生も、生き生きと楽しそうに学校で過ごしてくださってるような学校がいいな。今、先生は楽しそう?忙しくて、いろんな気を使って、疲れてない・・・?
学校が・・・学校に・・・
じゃない!私たちだ!
と、後半のワールドカフェのお題【自分だったらできると思うことはなんですか?】も受けて、
「自分がどう生きるか」なんだと改めて思いました。
教育って、「子どもに幸せに生きる方法を伝える。考えるきっかけを作る」場だと思っていますが、子どもに、だけじゃなくて、
結局はどんな教育をするのかって
教師が、だけじゃなくて大人が、私自身が
「どう生きるか」
を問われているように思います。
工藤さんはお話の中で
学校の目的は
人が社会の中でよりよく生きていける
よりよい社会を作る
ことだとおっしゃってます。
そのための目指す生徒像として以下を。
うんうん。あれ?この中の3,8なんて大人でも難しくないかい?
あ、失礼、私にも難しいです。
この8つ、私の目指す人間像にしたいくらいです。
以下、ちょっと私の脚色が入っているかもしれないけれど、「違い」について。
「みんなちがって、みんないい。
でも、仲良くしようね。」
って無理なんです。
みんな違うのを認める。違うものは違うんです。
分かり合うことも無理な時もあるんです。違うんだから。
でも、その「ちがい」があるってことを認めるところから始まるんです。
「嫌い」な気持ちは変えれない。
けれど、「行動」は変えることができる。
いじめはいけない。仲良くしなさい。は無理だけれど、
嫌いだからと言って何をしていいわけでもない。行動は変えることができる。
合唱コンクールで、みんなで協力して、優勝する という目標を立てたクラスがある。
その時点で、目標が達成できない。だって、みんなで協力したい人もいれば、しない人もいるもんね。
運動会のミッションは「苦手な人も楽しめる、運動が得意な人がよさを発揮できる運動会に」
学芸会のミッションは「観客を楽しませる」
ミッションを与えて、生徒自身がどうしたらできるか?を考え、実行する。
手をかければかけるほど、子どもは自立できなくなり、うまくいかなかった時人のせいにする。
さてさて
こうしたらいいなと思うことはあっても、なかなか公立学校だったら(大きな組織だったら、田舎だったらとかいろいろ理由は作ればいくらでもある)難しいはず。
どうやって、そして、どうしてこのようなクラス、学校、人つくりを目指そうと思ったのか?
教員1年目は隣のクラスが何をしているかを見て、動いた。
教員2年目は杉田儀作さんの本を参考にした。クラスは子どものためと、特活の時間にどんな係りがいるのか、から生徒に話をさせた。掃除係いるよね、給食準備も必要だよね。そうして、彼ら自身が必要だと思った係を作り、実行した結果、例えば給食も自分たちが必要だと思ってしているから、どこよりも早く準備ができていた。子どもってすごいなと思った。
そして30代で、校長になるしかない!と決めた。(←ここがすごい。決めた!んだ。)
リーダーになれって言ってるんだから、自分がならないでどうする?と。
校長になるため、教育委員会にもいった。(そうすると、区長、区議会、教育長の世界が見えた。どんな風に回っているのか、なぜ、そうなのか・・・)
そして、自分で選んで、麹町中の校長になった。
長い道のりだったと思います。(目指す学校は、まだまだ道半ば、)
工藤さん自身が、目的を持って動くこと、自分で考え自分で決めて、自らが行動すること、そして周りとの違いを受け止めてどう巻き込んでいくか…を体現している!
ここから私のただの感想。
すべての人が、リーダーにむいてるわけでもないし、なる必要なんてない。
けれど、すべての人が自分自身の人生のリーダーだと思う。
どう生きるか それは、
1人1人が誰かのせいにせず「こう生きたい」と決めたときから始まるんだと思う。
自分自身が、自分の人生の舵を握っているんだよと、
その舵をどう切って、どんな世界にしていきたいのか
いろんな仲間と作っていけるんだよ
と
伝えるために今日の講演会はあったのかなと。
具体的な学校改革案 はぜひ、どこかである講演会を聞きに行ったり
本を読んでみてくださいね♪
そうそう、私の勝手な感じ方から
麹町中学校 は 日本のミライの学校
きのくに子どもの村学園 は 子どもらしく生き方を学べるところ
大空小学校 は 地域と生きる学校
どれも面白く、素敵だなと思います。
方法は違うけど、目的は1つ。
あなたらしく社会の中で幸せに生きる