で~き~たっ♪
睦月の寒空の中、ハタハタと染めたての手ぬぐいが舞います。
山暮らし講座、2回目は、草木染。
講師に(岡崎は額田に移住した)唐澤萌さんを迎えての、草木染。
萌さんは、糸紬や織物も学ばれ、京都の草木染工房で修行されていたこともあり、
草木染の歴史や、
綿と絹糸の違いなども聞きながら楽しく作業をしました。
一般的な草木染とイメージだと、左のナチュラルな色。
右側も、草木からいただいた色なんですって♪
美しい~~。
さて、今回色を頂戴するのは
やしゃぶし
公園で見かけるハンノキの実と似てます。
煮てます。↓
(どうやら私の中には、小さなオジサンがいるらしく時々親父ギャグを小出しにしてきます)
さておき、
ヤシャブシもハンノキもかばのき科ハンノキ属はタンニンをしっかりと出してくれるので染色に向いているようです。小さくきって、煮立った湯で30分。ぐつぐつ。
その間に、本日の技法、「型染め」どんな模様にしたいかな~と想像しながら
「偶然の美しさ」に期待してしっかりと留めます。
(要は思い通りにならないことがあっても、楽しむ♪)
水につけたら、染液(→水)と媒染液(→水)に交互につけます。
今回のアルミ媒染液には
なんと!
ヤブツバキの灰も使っています(私はたまたまミョウバンチーム)。
ヤブツバキにはアルミも多いらしく、
ヤブツバキを剪定して、ドラム缶に炒れ、火をくべ、ぼうぼう(実際には煙)と燃やし
残った灰を水に溶かして上澄みを取ったもの=媒染液として使いました。
(前日作業してくださった職員さん、ありがとう><)
ヤシャブシ×アルミ媒染 →ベージュ
ヤシャブシ×鉄媒染液→グレー
この色の違いを生かして、4色の模様を作ります。
ひたすら、
液につけて、ひらひら動かし、洗い、つけて動かし
を繰り返して・・・
できた~~!!
左から2つ目が私作。
みんなの味が出ていて面白い♪
化学染料が広まる前は、染物はとても贅沢なものであったと思います。
丸1日、お話しながら、じっくりと、手を動かし、染物に集中できた1日。
とても贅沢な時間の使い方だな~と。
これは趣味としてだと、「贅沢な時間」
仕事としてだと、たったこれだけ染めるのに「1日もかかる」
買う方が便利で簡単できれいだから。
そんな選び方もできるし(実際仕事や育児に追われていたら丸1日染めてられない)
時間をかけてつくる。
選択もできる。
どっちが良いとか悪いとかではなく、心地よい の バランスなんだな~と思います。
私は、遊びが入っている毎日が くすぐったくて、ここちいい。
あなたのちょうどいい心地よさが見つかりますように♪
染めてみたくなったら遊んでみましょ。
コチラの本もよさそう。