我が家で育てた和綿を、手で紡いでみました。
きっかけは4年前。マルシェで棉の種を買ったこと。
かわいいふわふわの棉花に一目ぼれ。
2歳の息子と「大きくなぁれ~」と言いながら、楽しんで育ててみました。
とってもかわいい綿の実を楽しめたらな~という思いと、
自分が着ている服がどこからきているのかを少しでも感じてくれたらなと言う思いと。
棉をベランダのプランターで育てて、昨年で3年目。
今まではクリスマスに綿を飾るだけで満足していましたが、
子どもも大きくなったし、何より本当にこれから糸ができるのか?
そろそろ、糸を作ってみてもいいんじゃないだろうか?
そこで、和綿を育てて、販売されている
マインド松井 さんのワークショップへ参加してきました。
たくさんの和綿が気持ちいい~~♪
フカフカを楽しんだ後は、
種を取り、繊維をほぐした綿を一つまみ。指でこよりながら引き伸ばしていきます。
こよって、こよって、こよって
・・・・・・・・・・・・・・
30分くらいかけてやっと1m?!
割り箸に巻き付けて、、、終了。
これを熱湯につけたらこよりが戻らない糸になるそう。
ふぅ~~っ。
5歳児、
「これ、Tシャツ作るのに、2年くらいかかるなぁ!!」
「だって、糸作るだけで、こんなにかかるんだもん。たくさん糸作るだけで時間がかかるよ~~。あー疲れた!」
そうよねぇ、昔の人は一体どうやって作っていたんだろうね?
手仕事に憧れる母でも、これは機会を発明した人に感謝するわ!!
昔はきっと身近に作っていた人たちがいたでしょうに、
今ではちゃちゃっと買うだけです。
綿花を育てたからと言って、糸を寄ったからといって、洋服が出来上がるわけではありません。
けれど、どれだけの手が加えられて洋服が作られているのかもなんとなく実感できた時でした。
発明者に感謝すると同時に、今ある衣服も、大切にしていきたいなと
だって、きっと今来ているこの服さえも、一人の手で作れば1ヶ月はかかりそうですよ?
と思ったのでした。